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「クルミクロニクル」

(6/29追記:進学による一時活動停止最終ライブが間違っていたので修正しました。さささん、ありがとうございました&失礼しました!

 

 

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6.13WOMBライブ終盤のMCで彼女がそう告げた瞬間。

僕たちにとって残酷な、たぶんほんの一瞬の事だったと思うが、時が止まった様な瞬間だった。あまりにも静まり返ったフロア。こんな静かなフロアをみたのは生まれて初めてだ。

僕はそのフロアの最後方で泣きじゃくる彼女をあの時と同じ様に見つめていた。

 

ライブ当日までのプロデューサーさんのツイートを見る限り、ご本人の学業が忙しくてライブがあまり出来なくなりそうというのは薄々感じていたが、まさか進学による一時活動停止からの復帰早々の今ここのタイミングできっぱり活動をやめてしまう宣言をするとは夢にも思わなかった。

 

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話は二年以上前にさかのぼる。

 

もともと自分がエレクトロポップ好きだった事もあり、にわかにTLを賑わせていた「クルミクロニクル」という謎の女子高生について興味津々だった。ただの女子高生ではなく、歌っている音楽がバッキバキのエレクトロでとてもデートピア*1っぽい。あっと言う間にアンテナの高い人たちの間で話題になる。その人たちの情報を追いかけながら、YouTubeで公開されたばかりのPVを何度も何度も見ながらまだ実現されないライブに心踊らせる日々を過ごす。

 

そして彼女は2013年4月頃から地元大阪で「路上練習会」という いわゆる路上ライブを行うようになる。 

路上ライブとはいえ、持ち歌の2曲を歌うだけだし、Twitterで軽い告知はあるものの路上なので確実に行われる保証もないため、自分を含め東京にいる人たちは行ける勇気もなく、もどかしく様子をTLなどで指を咥えて見ていた*2。 

 

そしてそのタイミングで(少なくとも自分にとっては)衝撃的なツイートを目にする事になる。

2012年4月1日に最後のライブ*3を行って以来、公の場に全く姿を表さなくなったSaori@destinyさんとの2ショット。 これが何を意味していたのかは今でも公にはされていないが、その頃からスタッフやサウンドをプロデュースしているUSAGI DISCOさん含めてかつてデートピアに関わっていた人たちで作られているプロジェクトだという事が知れ渡ってくる。

 

あくまできっかけ。されどきっかけ。 

こうなったらもう見に行くしかないと思い立ち、大阪で行われる彼女の初ライブステージ*4を見るために一緒に見に行きたいと言ってくれたtomoさんと一緒に日帰り弾丸運転で大阪へ向かう。

 

そして大阪で行われた「クルミクロニクルの初ライブを目の当たりにする。
この日いつもやっていた「輝け空色少女」「ススメ!ススメ!」に加え、「クルリクル」「午前11時」の2曲も初披露された。どちらも彼女の中心曲と言っていいほどの名曲だ。

初ライブなので当たり前なのだが、今まで見ていたダンスチューンアーティストと比べ、彼女のステージ自体はまだ全然こなれていなかった。だが自分はフロアで立ち尽くしたまま、彼女が一生懸命歌うのをずっと見ていた。未だによく分からない感情なのだが、クラップもせずノーリアクションでつっ立ったまま、ただ涙を流しながら見ていた。それほど「クルミクロニクルとはあの時の自分にとって希有なアーティストだったのかもしれない。

 

 

それから、初東京でのライブであるEXTRAVE!!!vol.2新宿ロフト、そして所属事務所単独イベントとして行われたLESSON!!!@渋谷スターラウンジ(今から考えるとすごいメンツ)、タワーレコード嶺脇社長と南波一海さんの働きかけで実現したタワーレコード渋谷B1ステージで行われた初ワンマンライブ、そしてあの一流ダンスパーティイベントが毎週行われる渋谷WOMBワンマン...どんどん大きなステージへ進出していく。それを傍らで見ているのがとても楽しかったし、一介の客の分際なのだが少しずつ彼女が成長していくのを見ていく事自体が何物にも代え難い楽しみだった。

 

 

今になって思うと本当に彼女のアーティストとしての「クロニクル」を追ってたんだなぁと思う。

 

 

それからももちろん彼女のライブやイベントには出来る限り足を運んだ。そして2014年8月30日心斎橋FUNJ twiceで行われたライブをもって受験勉強のため活動休止に入る。なによりも真面目な子であるし、それは近くで見てたファンなら誰もが疑わなかった事だろう。アーティスト活動と学業(進学)の両立という大きな課題を突きつけられた期間だ。

 

そしてその辛い期間を経て、復活ワンマンの報せが発表される

 

 

このとき、正直に言うと活動停止が発表されるのではないかと自分は本気で思っていたから本当に嬉しかった。なんで嬉しかったかというと、彼女自身が歌を歌い続けることを諦めていなかった事が本当に嬉しかった。無事進学が出来ているかどうかは彼女の真面目さを考えるとノーダウトだったので、それよりもその真面目さ故にアーティスト活動との「二足のわらじ」が気持ち的にも出来ない判断をしたのではないかという点だけがとても心配だった。

 

だが彼女は全てをクリアして*5戻ってきた。

 

また彼女のライブが観られる。それだけで何人のファンが救われたか(この表現は決して、絶対に大袈裟ではないと思う)。彼女の復帰ライブをどれだけの人間が待ち望んでいたであろうか。

 

そして彼女の復帰ライブを僥倖にも最前で観る事ができた。活動休止以来にみる彼女は少しスリムになって、そして(見た目)とても大人になっていたが、でもMCトークはいつもの彼女が出ていて、なんかとても安心した。そしてまた(たぶん頻繁ではないにせよ)彼女のパフォーマンスを観る事が出来るという喜びに浸っていた瞬間でもあった。

 

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そして今に至る。自分の本心は下記ツイートから変わらない。

 

ファンの皆が想像しているよりずっと厳しい課程を履修しているようだ。自分の大学生時代を振り返っても大学1年から徹夜でレポートを書くなんて事は無かったと思う。

 

 

本人の口から明確になった事は「クルミクロニクルをやめる」という事のみで、具体的な活動終了の理由は告げられていない。もちろん今までの状況から理由は明確であるが。

 

自分としては彼女が、あれだけ真面目な彼女が出した結論なのであればそれを否定する必要はないし、尊重すべきだと思う。それでも大袈裟ではなく彼女の歌に魂を救われた人間の一人として我侭を言わせてもらえるなら、1年に1回でも3年に1回でもいい、彼女のライブをまた見たい。もうこれで終わりなんて言わないで欲しかった。

 

でも、もし、それが叶わなくてもクルミクロニクルが産んだ楽曲は永遠に残り続けるのだから、それをいつまでも聴いて心の糧にしていこうと思う。

 

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彼女の、そして「クルミクロニクル」の集大成であるラストライブが2015年7月5日に渋谷WWWで開催される。

 

彼女、もしくは彼女の曲に少しでも興味を持った人は是非ともラストライブへ足を運んで「クルミクロニクル」として最後を迎える彼女を見届けて欲しいと願って止まない。

 

 

 

・記憶が怪しい部分があったので、クロニクルの一部はWikipediaを参照させて頂きました。ありがとうございます。 

*1:Aira MitsukiSaori@destinyを輩出した事務所。その凡庸でないエレクトロの楽曲群は今なお色褪せない。

*2:中には実際に東京から見に行った強者もいたとのこと。

*3:公式には活動停止を発表していないが、事実上のラストライブ。

*4:正確にはジラメイトの前日6/8に行われたTHE世界一展が初ステージだが、公式にもライブステージにカウントされていない模様。

*5:復帰ライブのMCで第一志望の学校に受かった事が報告された。