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おやすみホログラム ファーストワンマンライブ 所感

 

昨日(9/22)、新宿ロフトにて「おやすみホログラム ファーストワンマンライブ」がありました。今まで歩んできた色々な要素が凝縮されていて、おやホロ史上最高のライブだった事は間違いありません。

ブログでは普段あまりこういう振り返りの文章って書かないんですが、ファーストアルバム&初ワンマンだし、思う事が沢山ありましたので書きますね。

 

 

ファーストアルバムについて

初めておやホロを観に行った時は、まだグループが活動を初めて数ヶ月しか経ってない事もあり、音源も手焼きのCD-Rのみでした。そのライブでおやすみホログラムの音楽が醸し出す雰囲気にどっぷりハマってしまい、今に至ります。でも、まさかそのたった一年後にプレス盤のフルアルバムを全国流通で出せるなんて当時は思いもしませんでした。アルバムの内容については沢山の人が語っているし、似たような感想の繰り返しになってしまうかもしれないけど、初めて「バンド」の音楽に触れた時の衝動を思い出させてくれます。

僕の小学生時代は空前の歌謡曲ブームの頃で、月曜夜8時は日テレのトップテン、木曜夜9時はTBSのベストテンを毎週欠かさずに見ていた世代です。あそこに出演する人たちはみんな「スター」であってブラウン管の向こう側の存在でしかありませんでした。完全に別世界の人間です。そして僕が中学生になり、同級生から借りた「THE BLUE HEARTS 日比谷野音ライブ」のVHSビデオテープ。これを家で見た時の衝撃は30年弱経った今でも覚えています。そしてすぐに買った「THE BLUE HEARTS」の1stアルバム。ブラウン管の向こうの「スター」の音源ではなく、これが自分が買った初めての「バンド」としての音源だと思います。まさしく擦り切れるほど聴きました。このブルーハーツの1stを聴いた時の心情・衝動を「おやすみホログラム」の1stフルアルバムは思い出させてくれました。

音としては全然似てないし、時代や格から言っても並べるのはおかしいかもしれません。でも、おそらく今おやホロの1stを手に入れている人は多かれ少なかれ僕のような物好き(笑)の人が多く、世代や対象はそれぞれ違っても同じような経験をした事があると思います。そう言うのを思い出しませんか?

 

今でもたまーに昔の事を思いながら このブルーハーツの1stアルバムは聴くんですが、当時はマスタリングもお行儀が良く、やっぱ素晴らしいアルバムだと今でも思います。今回のおやホロの1stアルバムにおいてはお世辞にもマスタリングが上手いとは言えない部分があります。例えばミックスバランスがすこし足りないとか、曲毎の音の設定にガクンと違いがある様に聴こえたり。ワザとやっているのかもしれないし、そうではないかもしれない。そう言うのも含めてこのアルバムが持っている味なんだと思います。曲についてはこの後にもう少し触れますね。

 


初ワンマンライブ、そしておやホロのライブについて

そして昨日のワンマンライブでは何と新宿ロフトを埋めました*1。おやホロは新宿ロフトがホームと言っていいほど主催・ゲスト合わせてたくさんライブ・イベントに出演したライブハウスで、数えるとメインフロアで19回、バーラウンジで11回の計30回もイベントを行って*2ます。約1年強のうち30回もロフトでライブをやっているグループはバンドも含め他に居ないのではないでしょうか?

そのホームとも言える、あの新宿ロフトでのワンマンを直前ながらソールドアウトし、今まで出演したどのイベントより集客が多かった*3とは本当に凄いと思います。開演前にフロアに集っている沢山の客を見てメンバーでも運営でもないのにジーンと来てしまいました。僕も含めあの大勢の人々はおやホロを見るためだけに集まってたんだよね。

 

僕がおやホロのライブに通い続ける理由は「公的・暗黙含め、変な制約がない」事に尽きると思います。みんな自由に振る舞える。アイドル現場に良くある決まったコールやフリ、ロ●ノン系のバンドで良くあるコール&レスポンスやタオル回し、プチャヘンザなど、そう言うのがない。僕も根が天の邪鬼なので、みんなと揃えたり合わせるのはあまり好きではないので、そう言う場に合わせなければいけない空気がない、そう言う煽り方をメンバーもしない(仮に煽っても多分フロアが従順に従わない、笑)のが自分にとってはとても良いです。ライブで無理に沸く必要はなく、後ろでじっくり構えて観たい人だって沢山います。そしてそうしたいほど聴かせる魅力のあるライブを最近行える様になって来てます。

自由に振る舞える現場にはもちろん側面として批判もあると思いますし、モッシュやサーフが危ない・怖いからライブに行きたくないという人も少なからずいると思います。でもフロア全体でみると危ない部分は一部で、ど真ん中に突っ込んで行かない限り危なくない。それどころか全然大人しい日もある(通称:きれいなライブ)。もちろん音源を聴くのも最高ですが、実際ライブを見るのはその数倍の価値があると思うし、そのあとで聴く音源の感じ方も変わってくるので、もし躊躇している方がいるのなら是非とも一度はライブに足を運んで欲しいと切に願います。

 

去年の晩夏、おやホロが二人体制になった直後は持ち歌が「Drifter」「Machine song」「Last dance」「plan(前バージョン)」の4曲しかなく、MC入れても30分のセットが組めませんでした。曲順変えてもワンパターン感は否めない。でもそれから今でもライブのメインを張ってる名曲「note」が加わり、セットリストの中に緩急を付けられる「夜、走る人」、メロの疾走感とサビの躍動感が凄い「before」、Have a nice day!の名曲カバーである「forever young」、「tab  song」「plan」の新バージョン、と気づけば1時間持ち時間があっても充分演り通せるラインナップを揃えてます。

そして今回のアルバムで「揺れた」「誰かの庭」という強力な2曲が加わり、音楽性という意味では盤石になったと思います。個人的な感想になっちゃいますが「揺れた」はのりしろを感じさせるほどの大作、「誰かの庭」はどこに持って行っても負けない傑作だと思います。昨日のワンマンライブで聴いたアコースティックバンド版「誰かの庭」は息をするのも忘れるほど良かった。アレを聴いて何も感じない人は音楽に関わらない方が良いと乱暴に断言したいほど素晴らしかったです。

 

この短い数ヶ月間に2〜3日に1回はあるライブ・イベントを全て運営として回しながら同時にアルバム制作をした小川プロデューサーの根性と能力には頭が下がります。本当にいつ寝ているんでしょうか?

 

 

生誕本、そして八月ちゃんについて

そして8月29日(深夜なので正味30日)に行われた下北沢SHELTERでの「深夜note(八月ちゃん生誕)」で本人に渡した「八月ちゃん生誕記念本」について少し書きます。これは昨日のイベントでも10分くらい話す機会を頂いて、話した部分とかなり被る部分がありますので、ご了承ください。

 

前の節でも書きましたが、ライブ自体に基本的に制約がなく、動画撮影・静止画撮影・録音可という比較的珍しいグループです。自分も間接的には音楽に関わる仕事をやっているので散々知っている(辛酸を舐めた側ですが)ので、メジャーレーベルに関しては仕方ないと思います。でもインディーでやってて、撮影を禁止するのって本当に勿体ないと常日頃から思っています。もちろんお金をかけて毎回きちんとした撮影クルーを入れて、ライブビデオとしてパッケージ販売するとかなら納得できますが、それがロクに出来てないのに撮影も禁止するのは、他の人に少しでも自分たちのグループを知ってもらう機会を損失しているとしか思えません。

現在YouTubeには無数のおやホロライブ動画が上げられており、その8割以上はファン有志で上げたモノです。それを見てライブに足を運ぶ様になった人も沢山いると思います。最近では撮影技術も上がり、の道のプロが褒めたりする事すらあります。そんな機会をみすみす逃している他の撮禁グループは(レーベルなどのしがらみがない限り)考え直した方がいいと思うくらい、おやホロに関して言えばプラスに働いていると思います。静止画もプロ顔負けのモノがちらほら上げられている状況です。

 

そうして僕もたまにカメコになったり、何もせずビールを飲みながらぼーっと後ろから眺めていたりして、これらみんなが撮ったものをネットだけではなくもっと形に出来ないかなぁと常日頃考えていました。動画はYouTubeという盤石のプラットフォームがあり、見たい時にいつでも見られる。でも静止画はTwitterに上げようが流れてしまえばなかなか見返す事が出来ないし、やはり画面で見るのと紙に焼くのとでは違う(古い人間ですかね!?)と思っていたので、その画材を集めて写真集とか作りたいなぁとぼんやり考えていました。

そしていつだか忘れましたが、何かのトークイベントで小川さんが発した「おやホロはアイドル界のグレイトフル・デッドを目指す」というメッセージ。正直グレイトフル・デッドは聴いた事がなかったのですが、言っている意味を把握した時点で、作ってみようと決心しました。

 

当初は「八月ちゃん写真集」として生誕記念に写りの良い写真を集めて2〜30ページにまとめるつもりでした。でも有志から写真を集めはじめて眺めると「こりゃ絞れないな」という感じになりました。でも同じ日の写真ばかり載せてもムラがでるし、どうしようか。結局昔のライブから毎回1〜2ページずつ分に絞って編集する事にしました。そうしたら全部のライブを網羅したくなり、あんな感じになってしまいました。もともと目指すつもりはなかったのですが、単なる写真集ではなく、1年強のライブ遍歴をたどれるクロニクル本っぽくなったのは本当に良かったなと思います。

 

八月ちゃんについて全体を通して言える事は本当にいつも笑顔だと言うこと。もちろんアイドルを自称しているのだから当たり前の事かもしれないんですけど、彼女の場合屈託がないと言うか、本当に作られた感じがしないのが素晴らしいです。スチル写真って残酷な物でいくら笑顔を作っていても撮る人が上手いとその先にある感情も写す事ができる(と個人的に思っています)。でも八月ちゃんにはスチルを見てもそれが感じられません。凄いですね。一方BAR BUENAに行っている人は感じている方もいると思いますがかなり頑固、良く言えば芯が強いです。細かいところでもやると言ったら絶対にやるし、ああ見えてまず自分を曲げません。みんなの前で笑顔でいようと決めたらそれに徹する。昨日のライブで泣いたのは本当にとても珍しい事だと思います。

自分も息子一人育てるのも難儀で(というか育て方に問題があるのだろう)、更に女の子ってもっと育て方が難しいと聞いてるので、もしご両親にお会いする事ができるならば、あんな素直で性格が良い子に育ててくれて「ありがとう」と伝えたいです。

なんだか変な文章になってしまいましたので、この辺でやめときます。

 

 

カナミルについて

二人体制になって間もない頃からおやホロを観ている方はよく知ってると思いますが、カナミルが見た目あんなに感情むき出しのライブをする様になったのは今年に入ってからです。当初は多分可愛く振る舞っていた様に見えます。その間フロア側から色々いじったりしていたのが爆発し始めて、今年前半になって感情を出すステージングをする様に、それでもはじめはそれを外に出せずに記憶がなくなるくらい溜め込んだり、2015/5/4の「SCUM PARTY」では入れ込み過ぎて1曲で倒れ込んで抱え込まれながら裏にハケたりして心配でした。最近はそれを外に出せる様になって来てフロアへの煽動に転換出来る様になって、本当にステージングスキルが上がって来ました。誰かが書いてましたがもはやロックスターのカリスマ性すらあります。もともと聴いていた音楽遍歴も大人顔負けだし、子供からずっとやって来たピアノの素養もあり、それらの才能がアコースティックやバンドなどの「誤摩化せない」場所で華を咲かせはじめてきている様に思えます。もしかして彼女は音楽でアーティストとしていつか大化けして大成しちゃうんじゃないか、そんな想像をいつもしながら観ています。

 

 

 

一番良かったとはいえ、完成形は先だし、良く言うとこの先どこまで伸びるか見えない成長性を感じられる部分もあったワンマンライブでした。更に一年後はどのような光景を観るのでしょうか。楽しみです。でももう解散してたりして。

*1:運営によると入場者数370人。

*2:バーエメラルドを含めると

*3:越田自身の感覚で正確ではありません。