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ビューティフル・ドリーマー再び(もしくはナイトメア再び)のはじまり 〜 新生BiSお披露目ライブ ”THiS is BiS" @中野HeavySick ZERO 〜

【 新生BiSファーストライブ 〜 ”THiS is BiS" 〜 @中野HeavySick ZERO 】

 

頭から足のつま先まで、身体中の血液が一瞬で沸騰する感覚を味わった事はあるだろうか?自分はかつて何度もあった。

でも、それが、まさか、2016年の今、もう終わったはずのBiSによって、この感覚を再び味わう事になるとは思わなかった。

 

 

三回忌からの重大発表

 

2014年7月8日を持って解散したBiSが再始動するというニュースが飛び込んできたのは、BiSが解散して2年後の7月8日のことだった。

このニュースを一目見た瞬間、歓喜と絶望が混ざり合った、とても言葉で表現しきれない感情が渦巻いた。またあんな苦しくて幸せな日々を送る事になるのかもしれない、と。

 

かつてのBiSに関しては、解散直前の後半はかなりな頻度で通い詰めるほどアホみたいな熱狂ぶりだったと自分でも思う。でも最後の全国ツアーラストの札幌BessieHallまでで完全燃焼してしまい、横浜アリーナは抜け殻の様に一般席の最後尾でラストライブを俯瞰して観ていた。もうこんなに何かに必死に通い詰める事なんて人生でもうないんだろうな、と思いながら。

 

 

from京都 to中野

11月には新アルバムを発売し、9月の頭に公開オーディションでメンバーを決定し、その最終日の日曜日に 中野HeavySick ZERO で70名限定のお披露目ライブを行うという驚異的なスピード感。記念すべきファーストライブに足を運べる人数は 8〜9,000名近く動員した横アリラストライブの100分の1以下。もちろんメンバーも違う訳だしそれほどの倍率はない筈だが、相当人が集まると思われ、抽選の道は相当厳しい当選率と思われた。

 

そこは流石研究員、早速救済イベントが有志の手で立ち上げられる。

抽選に落ちてもリアルタイムでみんなでライブを鑑賞する事ができる。考えようによってはお酒も自由に飲めるし濃いメンツも揃うので、こちらの方が楽しいかもしれない。事実、この救済イベントがもし無かったら激低の当選率の抽選で揉め事が起こってたかもしれないと考えると、とても意義のあるイベントである。

 

かくいう自分は前日に京都におやすみホログラムのワンマンライブを見るため車で遠征をする計画だったためもともと当日はお酒を一滴も飲めず、外れたらそのまま車で家に帰ってニコ生でライブを観るつもりだった。だが、当選するために色々な作戦は練っていた。

 

京都を当日の朝6時に出発。日曜日のため事故渋滞など油断が出来ないため早めに出る事にしたが、道程はとても順調で11時過ぎに中野に到着する。14時から整理券を配布するという事でお昼ご飯を一番館で食べながら時間を潰し、会場である中野 HeavySick ZERO へ向かう。かつて良く現場で会った元研究員、最近でも良く会っている仲間もすでに沢山到着していて、つかの間の挨拶を交わす。運営より飲酒入場禁止の警告が入っているためか、飲酒している人がとても少なかったのはいつもと違う風景だった。

 

14時過ぎに会場の中に案内され、しばらく待たされた後に並んだ順に整理券を渡され一度解散。予告通り16時に再度集まり、そこで抽選をするという仕組みらしい。たまたまタイミング良く入り口の前に行ったのでかなり若い整理番号をもらう事が出来たが、当選確率に影響はないのは承知の上だ。それでも早くもらっておいた方が良い気がするのは何故なのだろうか。

 

抽選まで2時間弱もあるので近くの喫茶店に入りコーヒーを飲んで時間潰し。昨日も今日も時間潰しばかりしている気がした。

 

 

魂の抽選

なんだかんだあっという間に16時近くなり、ライブハウスまで戻る。整理番号が若い人はライブハウスの中に案内され、番号が遅い人は近くの公園で待機する旨案内される。TLを追う限り整理券は300枚くらい出たみたいで、その後16時に直接抽選しにくる人も考えると最終的に400人前後は抽選にやってきたのではないだろうか。

 

抽選が始まるとさっそく落選報告が出まくる。自分が見ていた中では先頭の10名くらいは全員ハズレていたようだった。もしかすると抽選に来る人数は読めないので、500枚以上くじを作っていたのかもしれない(=当選確率はもっと低くなる)。

 

くじは昔からよくある三角くじのようなもの。開けると「当選」「落選」が書いてあるシンプルなものである。
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そのとても低いだろう確率の中でも「当選くじ」を手中に掴み取るのが徳を積んだ選ばれし人間なのであるのかもしれない。

 

 

入場

開演時間は18時なのでさらに暫く外で時間を潰し、30分前くらいに会場に入った。中には幸運にも当選を掴み取った人たちが既にたくさん入っていて、バーカウンターでお酒を嗜んでいた。結局「酒気帯び、飲酒されているかたは排除します」というのは牽制であって、チェックしては居なかった*1。ひどい。

当選者の顔ぶれを見ると満遍なく、いわゆる古参から新参まで、また(恐らく)見かけた事がない「初めてBiSを観ます!」って雰囲気の人も居て、くじ引きの結果とはいえバランスが良いのではないかと思った。記念すべき初ライブがインディーズ時代の曲を知らない人達しか居ないのもフロアとしてはとても白けるだろうし、新メンバー合わせて新しいグループとしての門出なので、逆におまいつだらけで内輪盛り上がりしてもやり過ぎだと思うので、ライブ終わってから振り返ってみても良い割合になったなぁと思う。

 

18時少し前に入場整理番号順にフロアに入れていく。自分は番号が後ろの方だったのでフロアに入ったときは既にたくさんの人が入っていた。女性も2~3割くらいは居たと思った。

 

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中野 HeavySick ZERO はもともと大きい箱ではない。詰めても100人くらいしか入れない箱で、特に今日はニコ生の中継などに使う大きめのビデオカメラが後尾に配置されていたり、関係者観覧ゾーンが仕切られていたので、もともと狭い奥行きが更に狭くなっていた。見た感じでは縦に5~6列くらいしか入れない感じで、最後尾でもステージにとても近い。おそらく2mもないだろう。そんな狭スペースの空間でBiSの再出発が始まるのである。

 

開演、そして怒濤の3曲

しばらくして、渡辺さんがステージに登場。注意事項とHeavySickで初ワンマンを行う意義について述べた後、「BiSは制約事項を作りたくないと思っている。それが出来るか否かは皆さんにかかっている。」と述べた時に「前の時はそうならなかった。」と言い添えてくれたのを聞きながら、前は色々めちゃくちゃやったけど上手く収めていたようなぁと感慨に更け入った。かなりギリギリだったのは確かだけど。

 

渡辺さん気合い入れの直後に流れていたSEが「primal.2」だったのは調子が狂って面白かった。そしてメンバーがステージに登場。後ろを向いて真ん中一列に並ぶ。やっぱり1曲目にギブミーが来た!言葉にならない雄叫びが上がってしまう。

 

セットリストは下記の通り(まっくさん、ありがとうございます)

 

平日は仕事が忙しくてネットをしている時間も無かったのだが、レッスンしている所を見てしまうと音なしでも振り付けでライブで何の曲をやるのか分かってしまうし、オーディションの経過で新メンバーのキャラクターが見えて感情移入してしまうのは(個人的には)避けたかったので、オーディション中継のニコ生は一切見なかった。

Twitterのタイムラインで合格者などは知っていたが、全員(仮)の為、それぞれ誰が誰だかもキャラも分からない状態。でもBiS48の時だって新メンバーの先入観ゼロで見てたわけで。

 

ギブミーでは新メンバーの名前も分かっていないので、1サビ後間奏のコールはいつぞやもやった「誰か!誰か!誰か!誰か!」で通す。3人目までにプー・ルイが入っていないのは意外で、確か旧BiSは加入順にやっていなかったっけ?でも今回はプー・ルイ含めてみんなオリメンという設定なら納得が行く。

 

その後の「My Ixxx」も あのイントロが流れた瞬間に失神しそうになるほど高まる。この時点で100点満点の流れ。新旧ファンが入り乱れてMIXを打つ現場の光景はすさまじかった。この曲は途中で左右の動きがあるため、ただでさえ狭いフロアが大変なことに。この時点で後方でも同じ場所をキープし続けることが困難に。

 

ライブが始まる前は正直自分自身 不安だった。お酒も一滴も飲んでいないし、前と比べて高まらないかもしれないという疑惑。あれからかなり時間も経ったし、ラストライブも全く傍観者の気持ちで観ていた。大好きなインディーズ時代の曲しか演れないとはいえ、それらだってライブでも今まで死ぬほど聴いた曲であり、更に今日やるのはプー・ルイを除きかつてのメンバーではない。

 

でも「Give me your love全部」「My Ixxx」の流れで自分は完全にやられてしまった。この2曲こそBiSがBiSたらしめる曲であり、いつのライブでもセットリストの前の方に入れることでフロアを瞬間沸騰させて来た曲だし、この2曲がセットリストに入っていない日はハズレの確率が高いと言われてたほどの2曲だ。「My Ixxx」に至ってはしばらくセットリストに入らない時期があり、前体制では毎回セットリストを決める役割のプー・ルイを煽る「#MyIxxxやれよ」というハッシュタグTwitterに乱立した程、研究員にとってはかけがえの無い曲である。この時点ですでにフロアは蒸し風呂状態になっていた。

 

「My Ixxx」のあとは「nerve」。説明不要のすでに色々なグループの持ち歌になってしまうほどのアンセム。聞き飽きたこの曲もプー・ルイが生で歌うと違う。完オケだったのでサビの部分も歌が入っておらず、すかさずプー・ルイがフォローして歌う。しかしブランクが長かったためなのか、それとも入れ込みすぎたのか、プー・ルイもサビの歌詞をずっと間違っていたのはご愛嬌。

 

 

自己紹介、新メンバーの名前が明らかに

「nerve」が終わりやっとMCに入る。フロアもすでにヤバい状態になっていたので小休止できて助かったと思う。ここでいつものプー・ルイの「せーの、」のかけ声で始まる「新生アイドル研究会、BiSでーーーーす!」の挨拶が。まだ3年経っていないのに懐かしすぎて目頭が熱くなってくる。

 

そして順番に自己紹介。ここで各新メンバーの名前が初めて明かされる。前の誰かが「やっと名前が分かるー!」と叫んだので笑ってしまった。
個人的な初見の印象も付記しておく(オーディション自体を全く見ていないので全く見当違いかもしれないのはご了承頂きたい)。

  1. キカ・フロント・フロンタール
    はなから名前の意味がわからない。フロントは「前」だから、前川か前田という名字なのかも。ちなみに会場だと全く聞き取れなかった。そつなくこなす感じで度胸がありそう。

  2. アヤ・エイトプリンス
    八王子にちなんでるらしい。出身なのだろうか。この名前も5回位聞いてやっと聞き取れた。とても美人で新メンバーの中で一番落ち着いていたように見えた。なんとなくだけど、人前の場数を踏んでいるイメージ。

  3. ゴ・ジーラ
    本当はペリ・ウブが先に挨拶するはずだったのだが、号泣してしまいまったく自己紹介にならないため、プー・ルイが飛ばしてゴ・ジーラへ。由来はオーディションで来ていたTシャツから来ているらしい。後からみた動画やTwitterの写真より実物は数倍美人に見えた。往年の深津絵里に雰囲気が似ている気がする。

  4. ペリ・ウブ
    何回聞き返しても聞き取れなかった。こんな単語、辞書にないからライブが終わってTLをみるまで分からなかった。とにかくずっと泣いていたが、見ていてめちゃくちゃ面白い子。台風の目かも。

  5. プー・ルイ
    「プープープープーおならプー」のキャッチに加え、「BiSのリーダー兼ヨゴレ担当、性格の悪いプー・ルイでーす!」と少し自嘲フレーズを追加して自己紹介。オーディション中、誰かをイジメていたのだろうか(見てないから分からない)。

 

それぞれ5人の個性的な自己紹介が終わり、次に「BiS三箇条」が読まれる。内容は多分BiSHが発表したのと大体同じ。かつてのBiSは初期に五箇条を読み上げていたらしいが、BiSHと同じく三箇条になっていた。ここはコンテクストに沿って五箇条にしてほしかったところ。

  • ファンの総称は「研究員」
  • ライブは「報告会」
  • 写真撮影はOK、ただし録画・録音はNG
    あとは自由。ただし面倒くさい事をやらかし過ぎるとサイコパス(渡辺さんの事と思われる)から禁止令を食らうことになるので程々に。

 

名曲ラッシュ

MCが終わり、次の曲は「太陽のじゅもん」。かつてのBiSを語るには絶対に忘れられないエピソードのある曲。最前でむらっちさんが口上をしていたと後から知ったが、あんなに狭いのに自分が居た後ろの方まではその口上は聞こえなかった。その位音圧があったのか、自分の耳が既にやられていたのか。

ここでやっとみんなの歌声を落ち着いて聴く事が出来た。みんなとても荒削りだし、音程を外す所も多く、けっして上手とは言えなかった。でも声量もあるし、歌に勢いを感じるので場数を踏めばオケのままこなせるグループになると確信させられた。これからも被せはやらずにずっとオケでやって欲しい。

(プー・ルイを除いては)たどたどしい歌声を聴きながら、女川の娘とのかつてのTwitterのやり取りを思い出していた。多分いま大学3年か4年位になっているのではないだろうか。たぶん新メンバーはそんなエピソードも知らないだろう。でもそれでいい。これからまた物語はできるのだから。

 

そして次の曲が「primal.」。これもBiSにとってはかけがえのない曲。イントロの出音が半端なく良くて鳥肌がたちまくりだった。最近は減ったが当時は何でもかんでも「エモい」という人が多くて意図的にこの表現を避けているが、この曲こそ一番の「エモーショナルロック」だとずっと思っている。ペリ・ウブが泣いて声が出ない。プー・ルイも泣きながら歌っている。他のメンバーもギリギリで歌っている。フロアがもうサウナみたいだ。演者も客も、もうみんな限界ギリギリなのに笑顔で楽しんでいる。落ちサビで後ろから突っ込んで行ったら、こんなに苦しいはずなのに前方のみんなが笑顔ケチャしていて、自分も笑みしか出ない。なんだろう、こんなにライブって楽しかったっけ。

そう言えば初めて見たBiSライブも一曲目が「primal.」で度肝を抜かれたっけな。そんな今はどうでもいい事ばかり頭をよぎる。

 

そして「IDOL」。殺す気のセットリストだ。メンバーも死にそうな顔をしてるが気合いだけで立っている様にしか見えない。これこそロックだ。さすがに奥行きが狭い HeavySick ではクラウドサーフが一人くらいしか起こらなかったが、SHELTERでどうなるのだろうか。怖い。SHELTERでこれを観てしまったら、とてもじゃないけど自分ですら衝動を抑えられる自信がない。

新メンの誰だか忘れたけど初めと曲中のシャウトがデスボイスではなく、聞く方も耳鳴りになりそうなほどの金切り声だったのでかつての のんちゃんの出し方を参考にして太い声を出せる様になって欲しい。ずっとこの出し方で行くと喉がやられそうで心配だ。

 

 

BiS、そしてレリビ

「IDOL」が終わってすぐにあの曲のイントロが入る。「BiS」だ。個人的には「豆腐」と並んでBiS楽曲の中で一番好きな曲。

今回は箱も狭いし、全くのシラフで冷静だったつもりだし、初ライブという事で厄介はやらない様にしようと心に決めて観ていた。が、この曲のイントロを耳にした時点でそんな事はどうでも良くなった。本当にこの曲をライブで、生でまた聴ける事ができるなんて何たる僥倖なのだろうか。フロア自体が狭すぎて中央の取り合いも出来る状態にはなく、かつてのツアーの時、よくやっていた落ちサビでのリフトをしてもらったら横から誰かが剝がしに来た。ながちゃんだ。体が自然に押さえ込みに動く。この曲に関しては人に手加減する事はできない。押さえ込みながらすごい笑顔だった。

 

それにしてもプー・ルイ以外、みんな声が出なくなって来ているが振り絞りながら必死に動く。誰がいつ倒れてもおかしくない様に見えた。それも仕方がない、新メンバーの彼女たちは4日前までは(多分)みんな普通の女の子だったはずだ。そんな普通の子たちだと7曲くらいでこんなにバテバテになってしまうほどタフなパフォーマンスが、元BiSの最後のツアーは全行程1ライブ20曲以上はやっているし、ラストライブは1回だけ休憩を挟んで三時間半歌い続けたのだから、当時の元メンバーの体力は驚異的だ。いつになったらその境地に到達できるのだろうか。

 

 

そして次の曲が「レリビ」。間違いなく本編最後の曲だ。けどこの曲をこの狭い箱でやる事は死を意味する。この狭いフロアでサークルモッシュを形成するのは物理的に不可だし、無理にやると後方にデカいカメラなどもあるので下手をすると大惨事になってしまう。

最終曲「レリビ」では、こんなことが歌われている。
他の人のことなんか気にしてられなかった/だって世界を変えるなんて普通じゃできるわけない/結局世の中なんてほとんどなるようにしかならないし/楽しいことばかりじゃないのもわかってる…それでも私たちはやってみせるから!」。BiSはここから始まり、ここに戻ってくる。

ototoy - 西沢さん記事より引用

また再びBiSが戻ってきたのだ。初ライブとしては最高の締めくくり。最後のサークルサビはメンバーがフロアの客をステージに引っぱり上げるという、かつて阿佐ヶ谷ロフトで行われたアルバム全曲再現ライブと同じ光景が繰り広げられる。デジャビュだ。

 

そうして本編は終了した。

 

アンコール〜BiSBiS

本編が終わってもフロアは疲労困憊過ぎてしばらくアンコールの声が出せなかった。それでもやっとアンコールをはじめ、しばらくしてメンバーがステージへ戻ってくる。ここでSHELTERワンマンと@JAMへの出演を発表し、メンバーが順番に一人ずつコメントをする。他の新メンバー3人がとても落ち着いたコメントを出す中、ペリ・ウブが面白すぎて(本人は至って真面目に喋っていたと思うが)最高だった。ステージに慣れてきたらいずれ泣き虫キャラは出なくなると思うが、名前の通り雰囲気がウブ過ぎて、渡辺さんが色々嫌がらせをしそうで今から気が気でない。

 

そして最後にプー・ルイのコメント。それまで新メンバーのコメントに意地悪く突っ込んでいたりしたが、自分の番になると急に泣き出す。そこから出てきた言葉はこの二年間の葛藤、焦り、再度BiSをやる事への不安が詰まっていた。決してバンド活動も順調だった訳ではなく、それを一旦停めてまで、あれだけ、たまに離人症になってしまう位嫌だったBiSの活動をもう一度やる。どれだけMなんだろうと思う。決して楽な道ではない。

 

「今までのBiSは負けてばっかりの物語で、横浜アリーナも満員ではなかった。けどもこれからはこの新しい、ちょっと頼りないけど、個性的なメンバーと、会場のみんなと、ニコ生を見ている人とか、私たちから見えない所にもいっぱい仲間はいるから、その人たちと一緒に新しい世界を見に行きたいと思うので、みなさん、また、BiSについてきて下さい。」

 

こんなコメントを目の前で言われて、心を動かされない人がいるのだろうか?(ぷーらぁだから?)

 

そして、新しいBiSのはじまりの曲「BiSBiS」を初披露。振り付けは自分たちで考えたのだろうか。かつてのインディーズ曲の様な簡単な振り付けがまさしくかつてのBiSっぽくてよかった。「primal.」や「My Ixxx」の様にこれからみんなで育てて行く曲になりそう。

 

こうして新生BiSの初ライブは終わった。

 

 

SiS乱入〜特典会

アンコール1曲終わり、メンバーが奥へはけたあと、突然女の子3人組がステージに乱入してきた。BiSを落選した子たちらしい。BiSのライバルとしてSiSを結成するという。(残念ながら/幸いにも)オーディションを全く見ていなかったので感情移入はないが、ステージ上の落選した子たちが渡辺さんを見る顔をみて、完全にガチである事は間違いない(プロの女優でもあんな顔は出来ないと思う)。なんと清水MGRを動かして同じ箱(中野HeavySick ZERO)を9/25におさえた事、その場で渡辺さんとプー・ルイ意地悪コンビに煽られて今日と同様に無銭ライブをやる事を発表した。なんという物事のスピードだろうか。

 

ステージで抱き合う合格メンバーと落選メンバーを見て、急にヒールに回るプー・ルイは流石だなぁと思うし、「BiSに歯向かうって事は、プー・ルイに歯向かうって事だからね!」と啖呵を切る。さっきまで一緒にオーディションを受けさせられ、もしかしたらBiSに入れない可能性があった不安を泣きながら話していたプー・ルイからすごい切り替わり様だ。いずれにしても渡辺さんの反応を見ても打ち合わせられた事ではない様で、これからどうなって行くのだろう。3週間後に何をやるのだろうか?BiSの楽曲だろうか?色々期待が膨らむ。

 

 

空気が薄すぎたため、特典会までの間一度外で空気を吸い、再度特典会のため箱に入る。開演前に特典券は入手していたが、正直今日のライブ次第では行くかどうか悩んでいたのも確かだった。ただ、やはりこのライブを目の当たりにしたら、一言伝えたくて特典会に参加した。

久々にBiSのプー・ルイと会話。彼女はまた沢山お金使ってねという直接的な悪魔の囁きと、これからみんな来てくれるのかの不安を訴えてきた。今日みたいなライブを続けられるなら絶対たくさん来てくれるよ、と伝えてチェキ係の野宮さんに剥がされてつかの間の会話は終了。

 

 

総括 新生BiSについて

ここまで このエントリーをニコ生のタイムシフトを見返しながら書いた。大体の流れは覚えていたものの、やっぱり動画を見直すとその場にいた時の感情が蘇ってくる。ニコ生で見ると新メンバーは歌もめちゃくちゃで踊りも身に付いていなく、フォーメーションも間違える。ボロボロである。

 

でも現場にいたらそんな事を遥かに凌駕する高まりがある。それほどBiSインディーズ時代の曲は素晴らしいのは間違いないし、プー・ルイはもちろんの事、それ以外の新メンバーのポテンシャルが高い。ライブを一見する限りBiSをやっていくにあたり一番重要な「根性」をみんな持ち合わせている様に思える。そもそもたった4日の合宿、合格メンバーが決まって1日足らずで9曲のステージを完オケ・振り付けつきでやるなんて無謀過ぎる。

かつてのBiSの「アイドルが好きで、アイドルを研究して、アイドルになりたくて集まったグループ」というテーマから言うと、素人同然の新しいメンバーを集めて1からやり直すのは理にかなっているかもしれない。むしろある程度経験があるメンバーよりもBiSっぽいと思う。

 

今回のライブで完全に新生BiSにやられてしまった。前体制が解散してからの時間で色々変わってしまい、以前みたいに狂った様に通い続けることは出来ないかもしれないけど、少しでも多く見に行って、かつての楽しくも苦しい、ビューティフルドリーマーな日々をまた送ってみたいという気持ちになっている。

*1:あからさまに泥酔している感じの人は退場させられたのかもしれないけど、定量的な飲酒チェックは行われなかった。